さびときどききじ

静岡県掛川市の、きたがわ動物病院の獣医師によるブログです。業務とは無関係な記事の方が多いかもしれません。子供3人、猫3匹を養いつつ、木工、庭づくり、料理など、手作りにも果敢に挑戦しています。

手術後の傷の保護に。カラーや術後服のお話。 その2

こんにちは。

きたがわ動物病院です。

 

年末年始のお休みを挟んで更新が遅れてしまいました。

すみません。

 

お正月は、コテージやプール、水族館に行ったりと盛りだくさんでした。

ちびっこ達も連日のイベントに大喜び。

末っ子にいたっては、初詣の神社でバランスを崩し鯉の池に転落するほど。(鯉さん驚かせてすみませんでした・・・・)

私(父)は連日の飲酒による寝不足で、日に日にげんなり(自分が悪い)。

互いのテンションを現す折れ線グラフは、結局交わることがありませんでした・・・

正直、仕事はじめからからのここ数日の方が、気持ちは晴れ晴れとしています。

本年もよろしくお願いいたします。

 

さて今回は手術後に縫合部を保護する術後服のご紹介です。

「エリザベスウェア」として通販などでも市販されています。

 

一番の特徴は、カラーをしなくて良いことです(笑

また、伸縮性の素材を使っていますので、体に適度にフィットします。

避妊手術ではあまりありませんが、乳腺腫瘍など手術部位が広くなる場合は縫合部から液が出てきてしまうことがあります。これを防ぐには、術創を適度に圧迫してあげることが対策の一つです。

以前はネット式の筒状包帯などを使用していましたが、エリザベスウェアを使えばよりスマートに管理が出来そうです。

 

ワンちゃん用は、排泄部位に差がありますので、男の子、女の子用と分かれています。

また、胴の長い子用、短い子用と分かれており、それぞれが体重別にさらに3種類にわかれます。

こちらは取り寄せを致しますのでご希望の方はお電話にてご連絡ください。

お家で、胸回り、お腹周り、着丈、体重を測って頂ければこちらでお選びします。

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なお、全12着を試着用として置いておくのは大変ですので、代表的なサイズをサンプルとして置いてあります。

ワンちゃんをお連れ頂ければ、こちらで採寸して発注する事も可能です。

 

猫さん用は、首周り、胸周り、お腹周り、着丈の4か所を測ってサイズを選びます。

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こちらもサンプルを置いてありますが、基本お取り寄せとなりますので事前にご連絡ください。

ただ、猫さんは体がとっても柔らかいですので、足を出す穴から顔を入れて舐めてしまうという子も時々います・・・

結局カラーが必要になってしまう子もいますので、術後の観察をお忘れなく。

 

価格は、ワンちゃん、猫さんともに税別3500円~でご用意できます。

術後のカラーと術後服については、後日当院のHPにまとめておく予定ですので、御覧ください。

 

 

 

 

 

 

手術後の傷の保護に。カラーや術後服のお話。 その1

こんにちは。

きたがわ動物病院です。

 

本日はワンちゃん、猫さんの術後ケアーのお話です。

避妊や去勢手術などを行なった後は、抜糸までの10日間程度、皮膚を縫った部分を舐めたり引っ掻いたりしないよう保護する必要があります。

例外として、猫さんの去勢手術ではそれほど手術部位を気にする子が少ないことと、皮膚縫合が必要無いためカラーなどは必要ありません。

カラーというのはこちら。

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 プラスチック製のものが一般的ですが、最近はソフトタイプの物もあります。

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写真は数回洗濯していますので、もさもさ感がかなりのものですが、実物はもう少しシャキッとしています。これだと若干サイズが小さめかなぁ。

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きれいなネコさんがつけるとこの通り。

 

カラーの欠点は、何かにぶつかってしまうとうまく動けなかったり、その際の音が怖くてストレスになるという点です。

ソフトカラーは、形状を保つ補強を入れた布製ですのでこのストレスにがだいぶ軽減されます。

もちろんわんちゃん用もありますよ。

 

ただし、柔らかいが故にまれに反転してしまう事があるため、ちょこちょこ様子を見てあげる必要があります。

 

当院では、避妊や去勢手術の際にこのカラーの貸し出しを行なっていました。

ただ、ソフトカラーは消毒が難しく、他の子と使い回すことは衛生面で問題があります。

また、プラスチックカラーは、繰り返し使用する事で欠けたり折れたりが出てきてしまいます。

ご返却いただけないということも時々・・・・

そのため、大変心苦しいのですが、来年の手術からカラーを別途購入して頂くようお願いをしていきたいと思っています。

 

価格は、その子の体格によって変わりますが、

ワンちゃん、猫さん共にプラスチックカラーが1100円〜、ソフトカラーは1500円〜です。

もちろん、もともとカラーをお持ちの方などは、手術の日までにご用意いただければ購入の必要はありません。

 

カラーは日常生活でも、不意の怪我や皮膚炎等を気にし過ぎてしまう際に使用できます。

「動物は傷を舐めて治す」というのはよく聞く言葉ですが、診療の場ではむしろ逆のケースが多いように感じます。

単純な外耳炎だったのに、夜の間に引っ掻きすぎて血だらけに‥  なんて事が結構あるんです。

このような場合でも、来院頂くまでに一時的に装着しておき悪化を防ぐ、といった使い方が可能です。

ソフトカラー、プラスチックカラー共に繰り返し使用できるものを選んでいますので、手術後に使わなくなっても保管しておいて下さいね。

 

ちなみに、カラーを装着すると口がお皿に届きにくくなってしまう場合があります。

その際には、写真のようにお皿を重ねる事で食べやすくなりますよ。

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カラーでお皿を押して進んでいってしまうケースもありますので、

下のお皿に何か重しを入れるなどしてあげるとより良いかもしれません。

 

また、最近は着るタイプの「術後服」なる便利なものが登場しています。

次回のブログではこちらについてご紹介いたします。

 

 

 

 

ねこにクリスマス

こんにちは。

 

先日、庭先で飼っているカブトムシの幼虫の糞を集めて、庭の肥料としてまいてみました。

(画像はありませんのでご安心ください。)

 

幼虫たちはバケツ(ふたつき)に入れた腐葉土の中にいるのですが、糞を一掃するために、彼らをつまみだし、土をふるいにかけて、糞だけを回収したところ、小さめのバケツに一杯集まりました。

庭にまくのに十分な量です。

形も市販の肥料みたいな俵型で、まさに肥料感覚。

幼虫たちの無事も確認でき、一安心。(詳細な描写は割愛します。)

楽しい作業ではないですが、庭のため、幼虫のため、息子たちのため、今後も続けていこうと思います。

自分で自分を褒めてあげたい、母でした。

幼虫たちには、新たに庭の落葉樹の落ち葉を集めて砕いたものを土に混ぜてあげました。

虫たちと土、植物のサイクルを息子に話してやると、

 

「輪っかになってぐるぐるまわってるんだね~~。」

 

庭で育つものは、植物や虫だけではないですね。

 

 

そうこうするうち、クリスマスですね。

 

 クッションで丸くなるサビ茶ねこに、即席のクリスマス的飾り付けを施してみました。

 

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そして数分後、

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木目調のボディにクリスマスカラーの赤が映えます。

ねこにクリスマス・・・、小判と同じくらい無意味なものでしょうね。

 

 

きじとら1号は、この寒い中毎朝ベランダの猫庭をうろつくのが日課です。

 

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朝イチでベランダへの窓を開けてやるのが、彼女との唯一のコミュニケーションです。

このときだけは、自分から「キキー」と鳴いて窓を開けてと訴えに来てくれます。

小さなことからコツコツと。

目標は、一緒に布団で寝てくれることです。

 

さて、最近すっかり自宅ネコのブログになってしまっていますが、

 

 次回は、術後やケガの際のエリザベスカラーのお話を掲載する予定です。

避妊・去勢手術がこれから・・・という方はぜひ、ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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年末年始の診療時間

こんにちは。

師匠も走る、12月になりました。

年末年始の診療時間のご案内です。 

 

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12/28(水)まで・・・・通常診療

12/29(木)・・・・・・休診

12/30(金)・・・・・・午前のみ予約診療・内服薬等お渡し

                                     午後休診

12/31(土)-1/3(火)・・・休診

1/4(水)から・・・・・・通常診療

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12/30午前は、事前に診療や内服薬のお渡しをご予約された方のみ、ご来院ください。

継続して内服薬が必要な方は、年末年始にお薬がなくならないよう、ご注意ください。

 

自宅の庭では、こんな寒空の下、休日にレンガワークをしております。

レンガを固めるセメントの粉が北風に舞います。

 

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セメントを練る猫トイレも健在です。

 

花壇のカーブをつくるのに、富士山型のレンガが必要なため、せっせと割っています。

 

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年内に完成するのかも不明ですが、また写真を掲載していこうと思います。

 

室内では、

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完全室内飼い、10年近く外へ出たことのないインドア派のキジトラ1号。

思わず木の下に身を寄せてしまうのは、かすかに残る野生のせいでしょうか。

 

 

何かと忙しい年末ですが、動物たちの薬、フード、予防接種や予防薬など、お忘れないようご注意くださいね。

 

 

 

 

 

 

 

                         

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休診日のお知らせ

こんにちは。

更新がすっかり遅くなってしまいました。

 

休診のお知らせです。

HPのカレンダーには記載してありますが、

 

12/3(土)は、終日休診となります。

12/4(日)は、朝10時~12時の診療となります。

午後は休診です。

 

ご迷惑をおかけしますが、お間違えのないようお願いします。

 

本格的に寒くなってきました。

自宅にもストーブが登場し、いつもは寝室に隠れていたキジトラ姉妹も、リビングの一角に設けたカゴのなかでギュウギュウになっています。

 

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新しい歯磨きガム「オーラベット」のご紹介

こんにちは。

長い秋も終盤、ここ掛川市の平地でも紅葉が始まりました。

紅葉の後は、北西の風が容赦なく地上の水分を奪っていく、きつ~い季節の到来です。

 

そんな乾いた気分を吹き飛ばす、しっとりしたお写真をご紹介します。

(虫系は苦手・・という方は、目を細めてご覧ください。)

 

 

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深海の仙人、ダイオウグソクムシ

そして間髪を入れずに見てほしい、

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鏡餅の上の段、キジトラ2号。

なんか似てる・・・。

 

ダイオウグソクムシは、見てのとおりダンゴムシの仲間ですが、深海に暮らし、

ほとんど食べず、ほとんど動かずという究極の生き物です。

この写真は、初めて名古屋港水族館に行ったときに撮影したものですが、先日2度目に行ったときには、こちらにお尻をむけていてお顔は拝見できませんでした。ということは、少しは動くのか・・飼育員の方が動かしているのか。

次男は、このダイオウグソクムシが大好きで、2度目に行った際は、「ダイオウさま~!」と叫びながら水槽に駆け寄っていました。

もちろんダイオウさまはノーリアクションですが。

 

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名古屋港水族館は、サンゴ礁の大水槽やベルーガ(白イルカ)、イワシの大群や深海生物、ウミガメなどが比較的コンパクトな施設内で見れるので、親子でとても気に入っています。夏場のイルカショーも素敵です。

 

さて、病院の本題です。

少し前から、新しいワンちゃん用の歯磨きガムが発売中です。

歯磨きガムぅ~~!?

いまさらねぇ。

うちの子、丸のみだし・・・

というお声が聞こえてきそうですが・・・。

 

 

今回ご紹介するのは、従来のジャーキータイプのガムとはちょっと違います。

 

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写真ではわかりづらいかもしれませんが、ジャーキーではなく、小麦粉などの植物原料を主成分とした弾力のあるガムです。

 

従来のジャーキータイプのものは、牛皮など消化の悪いものが多く、丸のみしてしまうと少し心配でしたが、こちらは丸のみしてもすべて消化されるので安心です。

また、角が丸くなっているので、消化管粘膜を傷つける心配もありません。

 

弾力があるのでわんちゃんが長く嚙んでくれます。噛むことで物理的に汚れを落とし、唾液で汚れもとれやすくなるかと思います。

 

有効成分として、ヒトのマウスウォッシュにも使われている「デルモピノール」が配合されています。歯石・歯肉炎の原因となる雑菌の繁殖を抑える作用があります。

 

一本ずつの個包装ですので、わんちゃんとのお出かけのときに一本カバンに入れておく、なんてこともできます。

サイズはXS~Lまでの4サイズで、お値段も一本130円から270円です。

試し買いができるのもうれしいですね。

継続される方にはお得な箱買い(14本入り)もおすすめです。

 

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受付に見本もおいてありますので、サイズや硬さを確認してみてください。

 

歯石や歯肉炎がひどいわんちゃんは、一度歯石の除去や必要に応じて抜歯をした

方がいいケースもありますので、ご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

点滴装置のハンガーを作ります

こんにちは。

きたがわ動物病院です。

 

朝方はだいぶ寒い日が多くなってきましたね。

我が家は2階がリビングですので、1階と比べてより室温が低いです。

長男は休みの日は起きるのが「どばやいぜ」(本人談)なのですが、保育園のある日は

なかなか寝室から出てきません。

今朝も起こそうと何度か声を掛けて、ようやくトイレに向かった音が聞こえました。

やっと起きたか~と思って待っていましたが、いっこうにリビングに現れず。

おかしいなぁと思って見に行くと、また布団にくるまって寝ようとしています。

どうしたの・・と聞くと、「地面が冷たくて行けない!」とのこと・・・

彼がこの冬を生き残れるか心配です。。

 

 今日は、自動点滴装置を引っ掛ける木製のハンガーをDIYしてみましたのでご紹介です。

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輸液ポンプとも言いますが、点滴をする際に設定した水分量を自動で送り出してくれる機械です。

チューブが詰まってしまったり、液がもう無いよという時にもアラームでおしえてくれますので、動物の入院管理には必須です。

普段は写真のようにケージの網に引っ掛けて使用します。

でも、動物がガシャガシャ攻撃してしまったり、満室の際は置き場所が無くて不便を感じていました。

そこで今回これを普通の壁に設置するホルダーを作ってみました。

 

材料は、以前ロッカーを作った時の天板の余りです。

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2つに割れてしまっていたので、2個作ることに。

厚み50mmくらいのケヤキの木です。

 

グラインダーで成型しました。

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掛ける部分はおさまりがいいように若干Rをつけました。

 

オイル塗装。

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ある程度水がかかりますので、念のため乾燥後にワックスもしておきます。

ケヤキは、今回のような赤っぽいものと黄色っぽいものと2種類あります。

どういうわけか、黄色いケヤキはすごく硬い上に磨いてもあまり艶も出ずであまり

魅力がありません。

生育環境などで違いが出るのでしょうか。

 

これで上面にひっかける穴を開けて完成!

と思ったのですが、設置したい壁にこれを固定する梁が無いことに気づきました・・

点滴装置は割と重量がありますので、石膏ボードにとめるのは心配です。

そこで急遽、梁をつなぐ横板を作って、そこにこれを設置することに。

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あまりに出っ張ると不細工ですので、補強もかねて溝を掘って組み合わせます。

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きつすぎず、緩すぎず。

こういった組み木はぴったりはまると本当に気持ち良いです。

ほどんどの場合、若干の隙間が出来たまま力尽きてしまいますが・・・

 

これでようやく完成です。

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横板はオークでつくりました。

この色の組み合わせがお気に入りです。

 

さっそく設置。

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入院室の使い勝手もだいぶ良くなりそうです。

これなら今後、横に別の機械を追加をしていけますので拡張性も問題なしです。

 

今回は、あまりにニッチなDIYとなってしまいました。

でも、そのものにぴったり合った収納を考えるってなかなか楽しいですよね。

またご紹介させてください。